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小林 恵(ライフスタイルジャーナリスト)
19世紀の中頃、アメリカの女性たちは素朴な暮らしを楽しむため、南京袋を芯地に使い古着のウールを細く切ったものを鈎針で引き上げて作る「フックド・ラグ」と呼ばれる敷物で家を飾りました。現在ではフックド・ラグは、アートとして注目を集めています。フックド・ラグの歴史、製作の基礎テクニック、デザインを学び、オリジナルチェアマットを作ってみましょう。年齢や性別を問わず誰にでも簡単に作れます。
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小林 恵(Kobayashi Kei)
1968年、ニューヨークでデザイン会社を設立。
その後82年にライフスタイルジャーナリストとして独立。現在、アメリカに拠点を置き、アメリカンライフスタイルを専門に執筆、企画する他、日米草の根文化交流協会(ノンプロフィットオーガニゼイション)ディレクター。
著書に「アメリカンキルト事典」「キルトへの招待」「アメリカン・フックド・ラグ」(絶版)他多数。
《フックド・ラグとは》
19世紀の中頃、すべてが手作りであったアメリカ開拓時代、女性たちが、南京袋を芯地に使い古着のウールを細く切ったものを鈎針で引き上げて、ループ状に隙間なく埋めて作った敷物のこと。玄関のウェルカムマットやベッドサイドの足置きなどが作られ、家に飾られた。リサイクルという倹約精神に基づきながらも、日常的な身の回りのものから自由に表現されたデザインが、素朴な暮らしに彩りを添えていた。キルトと並ぶアメリカの2大フォークアートであり、現在は、かつての敷物から壁を飾るアートとして注目を集めている。